農業家・脳考家小澤善昭氏について
(能登・米道楽匠の会会長)


七尾という所は不思議な所で、彼の様な奇才が存在する。

『日本のホンモノ』と『世界のホンモノ』を繋げたいという思いで会って頂いた。

小澤氏は、"お米をつくる人"だ。しかし、元々のご専門は、"電子情報システム工学"

その融合こそが、彼の脳考家であり農業家である所以だ。昨年2021年の炊飯・米飯商品米国際コンテストでも見事、白飯大賞を受賞されている。

私(花井)は、カンボジアで"お米ファイナンス"という事業に長年投資をしている。もう17年目になるだろうか。飢餓で亡くなっていく人が多い農村地域の人たちにお金ではなく、お米を貸して、命を守るという活動であり事業だ。

タイでは、Digital Farmerという、いわゆるI T×農業、農業のデジタル化を促進し、農業に興味がなくなり、若い後継者が減少している問題を解決するべく発足した団体と協働している。そして、この5年間は、日本初、先進国初の世界農業遺産認定地である能登を様々な角度で世界に発信し続けて来た。

"世界農業遺産" "能登" "お米" "Digital"というキーワードで、『つくる人』と『つなげる人』というお互いの立ち位置で会うべくして会えたと思っている。

ズバリ、彼の夢は、世界一価値の高いお米を作る事である。"お米一粒=ダイヤモンド1個を同じ価値にしたい" と彼は、笑いながら、真顔で言った。

じゃ、"アラブの国王に食べてもらいましょう"と返した。

これから世界は、益々"食不足"、"水不足"に悩まされる。生き抜いて行く為には、農業とDegitalはマストだ。小さい土地で価値あるお米を作るノウハウは、きっと多くの若い農家さんに夢を与え、継承されるキッカケになると思う。

幸いな事に、世界は日本の"食"に興味を持ち、注目してくれている。

名のあるお米コンテストで受賞を続ける小澤氏の努力と夢と思いを世界に発信し、世界農業遺産・能登に世界が目を向けてくれたら嬉しい。

小澤善昭(おざわ よしあき)

農業家/脳考家/能登・米道楽匠 会長/能登・お米の多功美/能登・お上の多公身/能登里山里海 地域振興マエストロ/能登里山里海 地域活性プロフェッサー

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小澤さんのお米づくりを見学取材させて頂きました!


私は農家さんを心から尊敬しています。


農家さんがいなかったら、自分たちは生きていけないからです。

恵まれすぎた平和な日本ではピンとこないかもしれませんが、世界では食不足、水不足で飢餓に苦しむ人たちが沢山います。

自分はカンボジアで飢餓で亡くなる人たちを救う活動(お米ファイナンス)をしていますが、東南アジアの貧しい地域で活動を続ける中で、農家さん(農業)の存在がいかに大切なものか、思い知らされてきました。

農家を継ぐ人が減り、環境破壊からなる洪水や天災、気候変動により苦しんでいる人、インフラが整わず、水が届かなかったり、都市への道路が整備されずに、過剰な配送費(燃料代)がかさ張り困っている人、それでも戦い続けている農家さんはヒーローであり、頭が上がりません。

小澤さんは、お米の国際コンテストでも大賞を受賞されている農家さんですが、実は元SE(システムエンジニア)で、稲作を細かくデータ分析し、斬新なお米づくりシステムの構築を追求されている方です。

大変興味深い人で、個人的には、小澤さんと東南アジアを繋いでいきたいという勝手な思いで、小澤さんのお米づくりに密着していきたいと思っています。

能登のお米や野菜づくりが、世界を救う一助になるカタチづくりをイメージしてます。

『世界農業遺産×デジタル×国際交流』